インプラント症例レポート

2014年3月31日 月曜日

サイナスリフトのリカバリー(Kr.1666)

※このコラムは、医療従事者用に書かれたものです。手術の写真等が掲載されるので、血を観るのが苦手な方はご遠慮下さい。自分への戒めと若い歯科医師がこれを読んで少しでもお役に立てればと思います。

今月は立て続けに2例、サイナスリフト(sinus floor bone augmentation)のOPがありました。2例目は上顎洞粘膜を3〜4mm穿孔させてしまい、その理由とリカバリーの仕方について説明します。

Fig1
この写真(Fig1)の如く、窓開けの設計が悪かった。それは窓が大きく、辺縁が鋭利であることです。これだけ大きな窓であると窓を除去するとき、剥がれにくく、上顎洞粘膜を損傷し易い。また辺縁が鋭利な場合も、同様である。窓明けはピエゾサージェリーでラウンド状にそして必要最小限に開削し、更に拡大が必要ならスタンツェ(ケリソン鉗子)で追加開削すべきである。

Fig2
案の定、粘膜の遠心上方に約3~4mm大の穿孔を認める(Fig2)。この程度であればサージセル(止血用ガーゼ)で被ってあげると、すっと馴染んで閉鎖できる。また、自己由来のフィブリンメンブレンなら最適であると思われる。上顎洞粘膜と相性がよく、吸い付くように付着し、しっかりと閉鎖できる(fig3)。何よりも自己由来なので拒否反応がなく、感染の危険が極めて少ない。そして通常の骨補填材だとインプラント埋入まで、約6ヶ月を要するが、PRGFの場合、約4ヶ月でインプラントを埋入することができる。成長因子は創傷治癒を促進するからである。

Fig3
PRGF(成長因子)システムによって生成される自己由来の成長因子とフィブリンはサイナスリフトに応用する補填剤として、最も優れている。


投稿者 ヒロデンタルクリニック | コメント(0) | トラックバック(0)

コメントする

名前:

メールアドレス:

コメント:

トラックバックURL
アクセス


大きな地図で見る

〒350-1101
埼玉県川越市大字的場565-1

的場駅


平日 9:30~12:30 / 14:30~19:30
土曜 9:30~12:30
休診日 木曜・日曜・祝祭日

お問い合わせ 詳しくはこちら